ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

薬眞堂薬局狭山店からのお知らせ
 ・第3木曜日は12時半開店になります。
 ・7月13日(水曜日)臨時休業です。(お急ぎの方は小手指店の方によろしくお願い致します。)
 ・7月21日(木曜日)は第3回中医学基礎講座の為、12時30分開店です。

 

夏は五行の火・五臓の心の季節です。心が活発になるので、夏は少し脈が速くなるものですが、心肺機能が弱っている人は大変です。暑さにより汗も多くなりますが、汗は心の液といいます。大量の汗は心を消耗し、汗と一緒に気も出て行ってしまうので少し動いただけでドキドキしたり息切れしたりし易くなります。麦味参顆粒は気津両虚に使う夏にもってこいの漢方薬です。体力が弱ると熱中症にもなりやすくなります。夏ばて防止にご利用ください。

夏の養生としてはウリ科の食べ物をとるといいです。咽の渇きを押さえ身体にこもった熱を尿から出してくれる夏にもってこいの食べ物です。またゴーヤも苦味で心火を抑えてくれるので召し上がってください。少し早起きして朝の涼しいうちに身体を動かして、昼は消耗を避けましょう。この夏猛暑になるそうですので、漢方薬も使って夏を上手に乗り切ってください。

蒸してくると気温がそれほど高くなくても暑苦しさを感じます。でも湿は陰邪で冷えるので手首や足首をさわってみる冷たかったりします。温かい食べ物や飲み物をとるようにしてください。

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

腎臓の話

腎臓は簡単に言うと尿を作る工場

腎臓 血液中の尿素・尿酸・クレアチニン・食塩・電解質・水などで尿を作って排泄します。

 腎臓の悪い人はタンパク質を制限しますが、それはタンパク質が分解してアミノ酸になり、体内で利用された後アンモニアなどになり、さらに尿素になって腎臓で処理され尿になります。

 つまり、腎臓が弱っている時にタンパク質を取りすぎると腎臓は無理に頑張らないといけない状態に追い込まれてしまうわけです。

 腎臓の中にあるネフロンは腎小体(毛細血管が集まった糸球体・それを包むボウマン嚢)と尿細管をあわせたもので、尿を作る最小単位のものといえます。それが一つの腎臓に100万個あるといわれています。

私達の1個の腎臓の中に尿を作る工場が100万個

 100万個の中の1つの糸球体の中をのぞいてみると、毛細血管が毛糸をくるくる指で巻いたような感じに中を巡っています。いかに細いか想像できると思います。

 糖尿病や高尿酸血症・高脂血症などの場合、血液はどろどろです。また水分不足も血がどろどろします。そんなに細い所を通過するのだから通過障害が起きるでしょう。

 その糸球体の中で血液のろ過が行われています。GRFは糸球体のろ過量ですが値が低い場合は100万個のうち使えなくなったものがある程度あるという事です。言い換えれば糸球体の中の毛細血管が細動脈硬化を起こし、機能しなくなったのがあるので、ろ過の量が減ったという事です。この状態を中医学では瘀血と考えます。

瘀血は重要ポイント!

 『血管力』の本を出されている横澤隆子先生は慢性腎不全のモデル動物を作った事で学会の脚光を浴びましたが、その後慢性腎臓病に良い生薬や漢方薬の研究をしてこられました。その中で丹参に抜きん出た効果がある事を確認されました。

中薬学には丹参の3つの効能が載っています。
①活血去瘀
②涼血消腫
③清心除煩
です。

 つまり丹参は瘀血に対応する生薬です。また中医学では完全に動きの止まった血を乾血とか死血とかいい、破血の働きのあるものを使います。水蛭・三稜・莪朮などがそれにあたります。

更に病因を追求

 しかし瘀血のみ考えるかというとそうではありません。瘀血は結果ですから、瘀血にいたった原因も考えなくては本当の意味の治療にはなりません。とはいえ瘀血はそのままにしておく事はできませんから、活血化瘀や破血などの方法は必要です。

 川の水の流れを考えてみてください。スムーズに流れる為には水量も必要ですし、勾配も必要です。水量は陰血の量ですから血虚や陰虚の人は不足しています。勾配は重力による力でから、気の推動力の不足です。これは宗気と関係が深く、宗気は脾の働きにより取り込まれる水穀の精微から作られる気と肺の力で大気から取り込まれる清気によって作られるので肺や脾の弱いと宗気が不足しやすいといえます。

 また、宗気を作る事が円滑に行われる為も、宗気が血管内でしっかり働ける為にも肝の疏泄作用も重要です。原因をしっかり把握してオールラウンドに治す方法を考えていく事が必要です。

GRFが低いなら活血化瘀+原因にそった漢方で慢性腎炎に移行するのを予防しましょう

GRF値

■60以上…蛋白尿など他に問題がなければ大丈夫ですが、高血圧・高脂血症・肥満など人は注意しておきましょう。
■60以下45以上…腎機能が軽度~中等度低下 CKD(慢性腎臓病)の疑いがあります。心筋梗塞や脳卒中など循環器系疾患にかかりやすいので受診するなど注意が必要です。
■45以下30以上…腎機能が中等度~高度に低下 CKDが強く疑われます。
■30以下15以上…腎機能が高度に低下 CKDです。腎不全なる危険性が高いです。
■15以下…透析療法が必要になってきます。