ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

薬眞堂薬局狭山店からのお知らせ
 ・9月のお休み…9月14日(水曜日)、9月15日(12:30開店)、9月19日(敬老の日)、9月23日(秋分の日)
 ・第3木曜日は12時30分開店になります。
 ・9月15日(第3木曜日) 第4回中医学基礎講座 10:30~12:00 中医学の診断(四診)(見て分かる事・発せられる音を聞いて分かる事・話を聞いて分かる事を学びます。)

 

夏は五行の火・五臓の心の季節です。心が活発になるので、夏は少し脈が速くなるものですが、心肺機能が弱っている人は大変です。暑さにより汗も多くなりますが、汗は心の液といいます。大量の汗は心を消耗し、汗と一緒に気も出て行ってしまうので少し動いただけでドキドキしたり息切れしたりし易くなります。麦味参顆粒は気津両虚に使う夏にもってこいの漢方薬です。体力が弱ると熱中症にもなりやすくなります。夏ばて防止にご利用ください。

夏の養生としてはウリ科の食べ物をとるといいです。咽の渇きを押さえ身体にこもった熱を尿から出してくれる夏にもってこいの食べ物です。またゴーヤも苦味で心火を抑えてくれるので召し上がってください。少し早起きして朝の涼しいうちに身体を動かして、昼は消耗を避けましょう。この夏猛暑になるそうですので、漢方薬も使って夏を上手に乗り切ってください。

蒸してくると気温がそれほど高くなくても暑苦しさを感じます。でも湿は陰邪で冷えるので手首や足首をさわってみる冷たかったりします。温かい食べ物や飲み物をとるようにしてください。

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

肝臓って?

「アルコールとかを解毒する」
「もの言わぬ臓器っていわれていて気がつかないうちに悪化してるんだって」
「脂っこいものばかり食べてると脂肪肝になっちゃうよ」
「脂肪肝は癌化するの?」

 肝臓に関する知識は色々ですが、解毒というのは誰でも考える事だと思います。

 肝臓の働きは解毒だけではありません。肝臓は物質の代謝と関わっていて 胃腸で消化吸収された栄養素を代謝・貯蔵します。

*ブドウ糖をグリコーゲンとして貯え必要に応じてブドウ糖にして血液中に送り出す。
*アミノ酸から大切な働きをする血漿タンパク質などをつくる。
*脂質代謝 脂肪酸の合成や分解・コレステロールやリン脂質の合成
*脂溶性ビタミンやビタミンB群・ミネラルの貯蔵
*コレステロールと赤血球から胆汁酸やビリルビンを作る
*ホルモンの代謝

 こういった働きが『生体の化学工場』と言われる所以です。

肝臓 中医学で『肝は血を蔵す』といいます。実際、1分間に肝臓に1,000ml~1,800mlの血が流れこんでいて、これは心臓が送り出す血液の25%くらいにあたるそうですから、中医学理論にあてはまると思います。生理学がない時代にこの理論をたてたのは、いかに観察力があったかと感心します。

 肝機能障害になると倦怠感・むかつき・下痢といった脾の働きが悪い症状がでますから、これに対してはやはり健脾します。またイライラ・怒りっぽいなど精神不安もおき易いことからも肝の疏泄の働きをよくする疏肝も必要です。

 十年以上前ですが、ウイルス性肝炎に小柴胡湯が効くという事で医療現場でウイルス性肝炎の人に使い、副作用がでて間質性肺炎で亡くる人まで出た事がありました。これは証をみずにむやみやたらに使った事が原因といわれています。中医学に精通している人達は“小柴胡湯は肝臓疾患を中心に年間100万人以上が内服していた。漢方薬全体の売り上げは年間約1,200億円で、小柴胡湯はその約3割を占めていた。”という事実に驚かずにいられませんでした。

 では、小柴胡湯は怖い漢方薬なのでしょうか?小柴胡湯は中医学では和解剤に属します。半表半裏証に使う方剤です。証を誤らず、また肝陰や肝血を補いながら使えば、ウイルス性肝炎にもっと良い結果が出たのではないかと思います。小柴胡湯は疏肝と健脾の働きの両方を兼ねた方剤です。しかし肝陰・肝血を補えないので、これだけで長期の使用はしません。逍遥散なら当帰と芍薬で養血柔肝できます。

 菅沼栄先生監修の弁証論治の本では、肝炎を病因病機から4つのタイプに分類しています。肝気鬱結・瘀血内停・肝陰不足・肝胆湿熱です。肝気鬱結には逍遥散は使いやすいといえますが、どの程度の疏肝剤が必要かは弁証する必要があります。

 黄疸に使われる茵蔯蒿はカワラヨモギの幼苗ですが退黄の働きがあります。そればかりでなく清熱除湿の働きや軽い疏肝作用もあるので黄疸がなくても使えます。菅沼先生は肝炎予防に煎じて飲むといいと書いています。食養生としては 浮腫む時は大豆・ヨクイニン・山芋・アズキ・はすを、脂肪肝の時は山楂子・とうもろこし・ヨクイニンを、出血傾向の時は黒豆を摂る様にすると良いと書いています。

 肝機能の数値が異常になったら早めに漢方薬をつかって、戻す努力をしておきませんか?