ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

■5月になってもまだ気温の差が大きい状態がつづいています。
のどや鼻や咳など重くはならないけど続いているという方も多いようです。
風邪の治りが悪いのは邪が身体の奥に入り込んだか、邪を出してもまた入れてします状態かのどちらかです。
邪が半表半裏にある時は口が苦い・寒気がしたり火照ったり定まらない・胸苦しい・胸脇部が張る・目や咽の違和感などの症状がでます。
また防衛力が弱く邪を入れやすい場合は衛気を補います。

◇新発売の白龍散
咽がイガイガする、痰が絡んできて咳払いしたくなるなどのこの時期起きやすい症状にぴったりのまずい漢方食です。
口に入れるとシュワっとした感覚が凄い!です。
1回分の差し上げているのでお試しください。

狭山台店からのお知らせ・・・・
狭山台店は第3木曜日はお休みです。
◆中医学基礎講座 全6回
5月から毎月第3木曜日
場所:狭山台店   受講料:500円(資料代含む)
申し込み:5月15日(火曜日)までにお申し出ください。電話でOKです。
5月 整体観・陰陽五行学説・中医学特有の治療体系
6月 気血津液・五臓六腑
7月 中医学の診察(四診)
9月 病因・病機・八綱弁証
10月 気血津液弁証
11月 臓腑弁証
*8月は講座はお休みです。
*中医学の基礎知識です。1時間半ですから浅く広くですが『中医学』を知るきっかけになると思います。興味のある方ならどなたでも歓迎です。

ゴールデンウイークのお休みについて
5月2日から5月6日までお休みになります。
この間中国の成都中医薬大学付属病院の耳鼻科に研修にいきます。
鼻炎や耳鳴りなど耳鼻科系の症状でお困りの方も多いと思いますがしっかり学んで皆様のお役にたてれば幸いです。

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

平成30年4月 勉強会

平成30年4月15日 中医学勉強会

『問診のすすめ~婦人病~』                                                     中医学講師 邱紅梅先生

著書:問診のすすめ・わかる中医学入門

*問診は弁証論治において重要・現代は弁病も視野に入れて行う。
色々伺うのは中医学の弁証という方法にとても大切だからです。
また西洋医学の病名や検査値なども考えにいれていきます。病気の持っている方向性があるからです。

*婦人の『女性力』は妊娠力も含めた、女性の身体の特性がもっているものの事をさしているそうです。

 経・帯・胎・産を軸とし、7年毎の年齢軸、心的状態の軸を総合して考える。

経は月経、帯は帯下(おりもの)、胎は妊娠、産は出産です。

*心理的フォローも重要!
女性の心はデリケートです。旅行や突発的な出来事や精神的ストレスで生理が早く来たり、とまったり、生理血の量が増えたり減ったり、期間が短かったりながかったり心の影響をうけやすいです。

月経
・月経周期 周期は28日±3日が理想
・基礎体温を見る
月経痛 瘀血が関係している。(不通則痛)通じざれば即ち痛む
瘀血の軽重度をみる。
・痛みの程度 わずかに痛む~鎮痛剤が必要(鎮痛剤の強さ、服用頻度)
・血塊の有無 大きさ
・時期 月経何日目から痛むか?
・期間 痛みは何日続くか?
・排卵痛・排便痛・性交痛の有無
重度の瘀血(痛みが強い)の場合筋腫や内膜症を疑う。
*先生の経験からいって 痛みが強い場合は筋腫や内膜症があるそうです。
逆に筋腫や内膜症は瘀血なので活血化瘀薬は必要。
*筋腫―大きさ・場所・種類(筋層や内膜下にあるのは重度の瘀血)・数(多いと複雑、多発筋腫)
*内膜症―卵巣の中、腹膜の中、深部内膜症、チョコレート嚢胞
*月経痛があれば瘀血を疑い必ず活血化瘀薬を服用する。鎮痛剤で痛みは抑制できても瘀血の状態は改善されない為、不妊症に発展する場合も少なくない。程度により活血薬は使いわける。
*内膜が柔らかく子宮のらせん動脈に充分スピーディーな治の流れが必要。
*胞宮瘀阻に対し弁証と弁病を組み合わせて行う
*養生食・養生茶・生活の養生なども組み合わせて
瘀血の原因・瘀血の重度に合わせて方剤を選択
1、寒凝血瘀(内寒) 寒凝とは寒さにより血の巡りがわるくなり固まりやすくなってできる瘀血の事
2、気滞血瘀    血は気の推動作用によって流れるので、気が停滞すれば血も停滞する為の瘀血
3、血虚血瘀    血が少なければチョロチョロ流れ勢いがない為とされる瘀血
*冷えに対して乾姜や安中散を加えている
*冷えが酷い時は附子剤を使用

2時間の講義でしたが、とても有意義でした。
中医学として女性の身体を考える時、自然な体の変化としてとらえると初潮、妊娠、出産、授乳、閉経と進むわけです。
この流れが可能でないなら、どこに問題があるかを考えなくてはなりません。
邱先生は『月経痛あれば必ず瘀血あり』『瘀血あれば解消をめざさなければ将来重度の瘀血に発展する』
だから月経痛は放置しないで必ず活血化瘀薬を使い、原因である寒を除いたり、気滞を除いたり、血虚を補って重度の瘀血症状にならないよう初潮から更にその前から養生していく事をすすめています。

瘀血は万病の元といいますが、婦人病は瘀血が原因するものが多いと思います。
子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫・チョコレート嚢腫など

更に年齢により瘀血の度合いや活血化瘀薬の強さの選択がちがって来る事などとても参考になりました。