ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

風邪にご用心!板藍茶出かける前に1杯!帰ったらもう1杯!
   RSウイルス感染がニュースで報じられていますが、2歳までに1度は感染するといわれています。
  乳幼児の初感染は重症化する事もあり、高齢者や肺疾患のある人も要注意です。
  ただ大人は一般的な風邪症状ですむ場合が多いそうで、1度罹患すると多少の免疫力は
  ついているのかもしれません。
   RSウイルスやインフルエンザなどは普通感冒と違い流行性があり中医学では
  温病の範疇で考えます。
   うがいや手洗いを励行して、板藍茶板藍のど飴も利用しましょう。
  秋は五臓の肺の季節ですから、肺経の疾患(風邪・鼻炎・咽喉炎・皮膚疾患など)に罹り
  やすい時期です。風邪ひきやすい、アレルギー性鼻炎や喘息があるなどの人は肺衛不足
  の場合が多いようです。衛益顆粒で衛気のアップで肺衛を整えたり、肺と相生関係の脾
  系が弱い人は脾を強化するため補中益気湯や六君利気錠や健胃顆粒などで体質改善してください。
   また、脾は“気血を生む源”といい免疫力や抵抗力も脾から作られます。
  ですから、養生としては疲れている時や風邪が流行している時は消化の良い物を腹八分
  に食べ、睡眠も充分とるようにを心がけましょう。

薬眞堂狭山台店からのお知らせ
  狭山台店は10月19日(第3木曜日)お休みです。
  第3木曜日中医学講座を行っています。
  10月の基礎講座は『気血津液弁証』です。定員6名ですが、現在いっぱいになっています。
  11月は最終で『臓腑弁証』を行います。
  12月21日第3木曜日は『中医学による風邪を治し方と予防』についてお話する予定ですので
  ご興味のある方は是非お越し下さい。

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

平成29年9月 勉強会

9月勉強会の話(30周年特別講演)

『中医臨床40年から伝えるもの 中医学は人類の宝物』

                           中国中医科学院広安門病院客員教授 路京華先生
 *中医学の核になる理論 無から有に
  陰陽を見据え、天地、自然界の規則性を研究 陰陽は治療に対する根本原理
  

『陰陽者、天地之道也 万物之綱紀、変化之父母、生殺之本始、神明之府也、治病必求本」

  陰陽は天地の道なり、自然の真理であり、病を治そうとするなら陰陽の原理にそって行うというような意味です。
  古代哲学による自然界は木・火・土・金・水の五つの要素で構成され相生・相克の関係でバランスが保たれている。

 *気は万物の生成する源
  気は形はない存在するもの。存在は現れる現象によって知る事ができる。

   例えば空気は形がありませんが、高山に登って酸素が薄いと苦しくなります。
   だから空気中に私達にとって必要な物質が含まれている事がわかります。
   このように目に見えない事でも現象として存在を知る事ができます。

  陰陽 形はないが象(現象)でみる事ができる。
   陽盛則熱・・・陽が盛んなら熱という現象になる。つまり熱・火という事があれば陽
   陰盛則寒・・・陰が盛んなら寒という現象になる。つまり寒・冷という事があれば陰

 *「気」があれば即ち「象」がある「象」は皆「気」なり
  現象(象)と本質(気・臓)のなんらかの規則がある。

 *自然界の万物を五行であらわしている。
  人の身体における五臓に五行をあてはめて考察する。
  臓象 臓は物質の基礎や本質、象は体表に現れた現象と反応。

 *臓腑の命名
  中医学では生体外部に現れる生理現象を通じて臓腑の存在や機能を推測し命名したものなので、時に解剖学的名称と
  一致しない。人体の生理や病理は象から導き出された理論による。

 *証と症
  症は1つ1つの症状の事
  証は病気の部位・性質・本質・正邪関係・病理関係などの情報から導き出した結果としてある物

   例えば「鼻水がでる」というのは1つの症状なので
   「急に冷え込んできて寒いと思ったら、夕方から鼻水がでだした。」というのは風寒

 *西洋医学と中医学
      中医学                   西洋医学
  無と有の研究(気と象)          有を研究(細胞・組織・臓器など)
  同病異冶・異病同治            同病同治
  証をみる(全身の情報を統括)        各臓腑・組織の疾患としてとらえる
  自覚症状や徴候を重視           検査結果を重視
  未病先防ぐ(予防)             検査値に異常なければ、疾病と認めない
  但し 無症状の場合難しい         無症状でも検査値が示す事がある。

 *養生と治療
  中医学には『未病を治す』という予防医学の概念がある。病気を予防したり、病気がどういう風に
  変化していくかを知って先回りして治す。あるいは変化しないようにする。
  人間と自然関係を研究する医学です。

  中医学の成り立ちは象から臓を知るという事にあるという事がわかりました。
  その結果に達する為に人類は自然や人を観察しつづけてきました。
  中国4千年といいますが、現代の中医学に至るまでには同じだけ長期に及ぶ道のりがあったのだと思います。
  そういう歴史に裏づけされた理論は本当に人類の宝だと感じます。
  この理論なしに科学的エビデンスのみで漢方薬を用いれば偉大な歴史からしっぺ返しを食うような気がしてなりません。
  真摯に向き合い真摯に学んでいきたいと思います。