ご挨拶

薬眞堂薬局 小手指店店内 皆様 こんにちは。薬眞堂薬局です。薬眞堂薬局では30年以上の豊富な経験を持つ薬剤師がご相談を伺っております。

 中医学漢方では陰陽の調和、気血津液・五臓六腑の円滑な機能の維持によって、恒常性が保たれ健康でいられると考えられています。それが崩れると体調も崩れ病気になる事もあります。

 ですから中医学漢方において身体の状態の把握は重要なポイントです。不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順など気血精の不足、また気血の巡りの悪い状態の事が多く、それには肝・腎・脾が深く関わります。腰痛・関節痛・坐骨神経痛も肝腎の衰えが元になっている事が多く、アトピー性皮膚炎は脾が関わっている事がよくあります。

 このような中医漢方の見方に立ち、確かな弁証論治の力で 自然治癒力を高める身体作りをしていきませんか?

 是非お気軽にご相談下さい。

薬眞堂薬局からのお知らせ!

新緑がさわやかな季節になってきました。
今年は寒暖の差が大きく冬にもどったように寒い日があったり、夏日が何日も続いたりして体調不良を訴える方も多くみられます。 春は五行の木・五臓では肝の季です。この時期目が疲れやすかったり、ごろごろしたり、痒みや痛みなどの症状がでやすくなります。
『肝は目に開竅する』とは、肝の状態が目にあらわれる事をいいます。
目の疲れに痒みや充血などを伴う時は菊の花のハーブティー(香菊花)を飲むと良いです。
また、年と伴に目の疲れや視力の衰えが気になる時は補肝腎の働きがある杞菊地黄丸を滋養剤として服用すると良いです。
他に枸杞の実も補肝の働きもあって目に良いものですし、焙じハブ茶は便秘がちでコレステロールが高めで目が充血やすい人がお茶として飲んでいくと良いです。

五月病といって連休明けくらいから気鬱になる人がいますが、やはり肝と関係しています。肝は肝木といい木の枝のようにのびのび伸びたいのですが、こうでなくてはいけないという事にとらわれて自分の心を縛ると 気は鬱滞してしまいます。
気鬱とは気が鬱滞してうまく流れない事です。
春の養生は朝は早く起きて温かいものを飲み、散歩したり軽く身体を動かすなどして、心も身体も縛らずに過ごす事が大切です。 ストレスがある時は春菊・三つ葉・みょうが・セリ・紫蘇のように香りのある野菜を食べたり、ミントティーなどのハーブティーを飲んだりしてみましょう。

狭山台店の中医学講座についてのお知らせ (毎月第3木曜日はお店はお休みです。)
 今年も5月18日から毎月第3木曜日 10:30~12:00 中医学基礎講座を行います。
 資料代として1回500円です。

 中医学基礎講座  5月~11月まで(8月は休講)
  第1回 整体観・陰陽五行学説
  第2回 中医学特有の治療体系・気血津液
  第3回 五臓六腑
  第4回 中医学の診察(四診)病因・病機
  第5回 八綱弁証 気血津液弁証
  第6回 臓腑弁証

最新記事

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子宝相談

中医学漢方で身体づくりしましょう。

元気な赤ちゃん 中医学漢方で身体作りするならば、中医学漢方の理論が大切です。何故なら、薬効で使うのでなく、身体のバランスのひずみを少しでも改善する為のアプローチだからです。

 

 

二七にして天癸至り、任脈通じ、太衝の脈盛んにして、月事時を以って下る。故に子有り。

 月事時を以ってくだるとは月経がはじまるという意味です。腎は生長・発育・生殖を主るといって、人の発育は腎気の充実を関係しています。二七(14歳)くらいになると腎気は益々盛んになって天癸(生殖機能の成熟を促す物質で腎気と密接な関係がある)至りる。

 そして衝任の二脈に通じて子供できるようになります。これは脾・肝・腎と血海(胞宮)をつないでいます。ですから生殖機能において腎は重要ですが、肝・脾も重要です。ただし五臓は相生相克で関係している事も忘れてはいけません。また督脈・帯脈も胞宮の正常な生理機能の保持に大切です。

月経周期に合わせて漢方を考える。

妊娠中 基礎体温をみると女性の身体には周期がある事がわかります。ちょうど夜と昼が繰り返しくるように、低温期と高温期が繰り替えされます。低温期は陰 高温期は陽の時期にあたります。

 また月経期は陽が極まって陰に転化、排卵期は陰が極まって陽に転化するという動きのある時期です。この考えに合わせて漢方や漢方食品を運用していきます。

痰湿瘀血が正常な営みを邪魔している。

 痰湿や瘀血は経絡や血脈の気血の流れを阻害するものです。これらは病理副産物ですが、なぜこの状態になったかを考えて 解消する必要があります。

寒と熱

 胞宮をとりまく環境は冷えも熱もよくありません。冷えて血行がわるくなれば瘀血のもとですし、熱は気や精血の消耗につながります。熱はストレスと関係した肝鬱化火や陰虚による虚熱、また 血熱や心肝火旺などいろいろな状態が考えられます。

 自分の状態を知って身体づくりしましょう。

平成29年4月 勉強会

平成29年4月16日 中医学の勉強会

『悪性腫瘍の弁病と弁証』 中医学講師 鄒 大同先生(臨床家の為の中医腫瘍学 編著)

免疫力
1、西洋医学の弁証
 西洋医学の診断方法
  腫瘍の種類
  悪性腫瘍の病名と発生頻度
  癌の細胞診と病理組織検査
  腫瘍マーカーの概念と臨床価値
  診断の根拠
  腫瘍の臨床分類と病期
  癌患者の全身状態の評価―
   Karnofsky評価標準 100%から10%(死期が切迫)
  治療法 投薬(抗がん剤 分子標的薬) 切除 放射線
  乳癌と胃癌に使う薬剤 分子標的治療の作用機序
             血管新生阻害剤

2、中医学の弁病
 中医学の病名
     体表の腫瘍…形と部位から(乳核・乳岩・舌菌・痰核など
     内臓の腫瘍…症状から(噎隔・反胃など)
  特徴 初期は陰証が多い
     痰は経絡によって流れ、他所で痰核を発生する
     末期は正気を酷く損傷
  特殊な病的素因
     癌の発生は正気不足と癌毒から
     癌毒がひろがり正気が消耗する事によって悪化
     伝染性はない
  現状と予後を中医学における病因・伝変・証型・治法につなげて把握
  補気(扶正)
    *古典による記述『積之成也、正気不足而邪気踞之』
     積聚がつくられるのは、正気が不足し、邪気が留着するからという意味
    ①大補元気・・・・・人参
            補気の要薬
            固脱
            生津
            安神
    ②補気安神・・・・・霊芝
            益気健脾
            養心安神
            止咳平喘
    ③補気化痰利湿・・・シベリア霊芝シベリア霊芝(サルノコシカケ)
            補気健脾
            補益肝腎
            化痰解毒
            活血利水
    ④補気袪湿散結・・・雲芝
            健脾利湿
            清熱解毒
            袪湿散結
  清熱解毒
    熱毒による癌の進行(火は燃え広がる)
    熱の固まり・・・局所の紅・腫・熱・痛など
    ①白花蛇舌草・・・清熱解毒
           清熱利湿
    ②馬歯莧・・・・・清熱解毒・止瀉
           涼血止血・通淋
    ③牛黄清心丸・・・清熱解毒・化痰開竅
  その他

3、中医学の弁証
 目的 主証と兼証の確定
    素因の推測
    伝変の予測
    論治
 弁証 八綱弁証 表裏・寒熱・虚実・陰陽
    気血津液弁証
     気病 気滞…初期 腫脹による痛み
        気虚…進行により気を消耗
     血病 血瘀…瘀滞による腫瘤・疼痛・出血
        血虚…急性、慢性出血または抗がん剤や放射線療法により血虚
     津液 津虚…津液の不足
        痰証…瘰癧・癭瘤・痰核・乳癖
        飲証…胸水・腹水
     臓腑弁証

4、弁病と弁証を併用
 症・証・病との関係
  例:病⇒噎隔(胃癌)
    証型は変化
     痰気交阻 疏肝理気+化痰行気
      ↓
     津虧熱結 滋陰生津+清熱解毒
      ↓
     瘀血内結 活血化瘀+破血去瘀
      ↓
     脾気虧虚 健脾益気+益気化痰
 マクロとミクロで弁証
  マクロ 四診合算して弁証する
  ミクロ 臨床検査のデーターから弁証
      検査値を中医弁証でどうみるか?
      邪実・湿・熱・正気の虚・瘀血・痰など