平成27年12月20日 中医学の勉強会
『婦人病の中医学』中医学講師 劉伶先生

◆劉伶先生には20年以上前に2年間中医診断学をご教授頂きました。
【古典からの考察】
閉経「内経…血枯経閉(月経は血と関わりが深い)」
腎気不足・肝腎虧損・気血虚弱・陰虚血燥・気滞血瘀・寒凝血瘀・痰湿阻滞
【主な原因】
先天不足・ストレス・医原性
【中医学における弁証のポイント】
心、肝、脾、腎
【治則のポイント】
疏肝 養血 寧心 滋腎 健脾 活血
養肝血→充血海
行気血→通血海
補腎精→益天癸
■生理痛・子宮内膜症
【古典からの考察】
多くは虚で実は少ない
瘀滞・寒凝・鬱火
【中医学における分類】
虚証
腎気不足┐
気血虚弱│ 衝任不足・胞宮失養・不栄則痛
陽虚宮寒┘実証
気滞血瘀┐
経期産後│ 不通則痛
寒凝血瘀│
湿熱蘊結┘
【治則のポイント】
補虚去実
急すれば標、緩すれば本を治す
活血止痛・温陽利湿・止痙寧心
・周期と方剤
・西洋医学的所見
・古典に見る内膜症
・子宮内膜症の症例
■更年期障害
【古典から考える】
任脈虚、太衝脈衰少、天癸尽き、血の道は通じなくなる。
本質は肝腎の衰え
【治則のポイント】
養血補腎・疏肝寧心